川湯温泉
和歌山県の川湯温泉(かわゆおんせん)は、和歌山県田辺市にある温泉です。熊野川の支流である大塔川の左岸に位置する温泉地で、そこに10軒ほどの宿泊施設や飲食店、共同浴場「川湯温泉公衆浴場」が存在しています。川原を掘ると温泉が湧いてくる…ということでも知られていますが、川の中でも湯が湧出し、気泡が川底から上がっています。夏場であれば、骨の折れる作業ではあるものの、自分だけの露天風呂を川原で造ることもできますよ。川の水流が減少する冬場、川を堰き止めて造られる露天風呂「仙人風呂」は、冬期の和歌山県の川湯温泉の名物です。夜間でも利用できるため、満天の星空を見上げながらの湯浴み…という幻想的な空間を楽しむことも可能です。これぞまさに、野趣溢れる温泉ですよね。
和歌山県の川湯温泉の開湯時期は定かではありませんが、先ほど挙げた「仙人風呂」は江戸時代の初期には既に存在していたといわれています。1957年には厚生省から湯の峰温泉・渡瀬温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。また、この3つの温泉を併せて「熊野本宮温泉郷」とも呼ばれています。
和歌山県の川湯温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉、炭酸水素塩泉となっています。効能には、神経痛・筋肉痛・関節痛・糖尿病・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病などが挙げられています。源泉数・湯量は不明ですが、湯量は73度ほどです。
和歌山県の川湯温泉の周辺には、熊野三山の一つであり、国の重要文化財に指定されている社殿があることでも知られている「熊野本宮大社」、伊勢・大阪・京都と熊野とを結ぶ古道で、世界遺産にも指定された「熊野古道」、本宮名勝八景の1つである優美で柔らかい印象を受ける滝「請川のお滝さん」、湿田と森林のゾーンに分かれており、およそ600種類もの動植物を観察できる「皆地いきものふれあいの里」などがあります。人の手が加えられていない自然が豊富に残っており、周辺観光の拠点として利用するにも最適ですよ。