太地温泉
和歌山県の太地温泉(たいじおんせん)は、和歌山県東牟婁郡太地町にある温泉です。熊野灘に突き出ている半島にある太地町に湧出している、黒潮の影響を大きく受けた過ごしやすい温泉地です。また、この地は捕鯨基地としても知られており、クジラ料理もこの周辺の名物となっています。江戸時代の初めに網取り法による捕鯨方法が考案されたのもこの地で、周囲には多くの捕鯨に関する施設や史跡が存在しています。
現在、和歌山県の太地温泉には、「花いろどりの宿花游」と「国民宿舎白鯨」の2軒が存在しています。そのうちの「花いろどりの宿花游」には庭園露天風呂があり、熊野灘を眺めながら湯浴みを楽しむことができます。海面と露天風呂の位置が近いため、まるで海の温泉に浸かっているかのような錯覚が面白いですよ。また、宿泊だけでなく、日帰り入浴も受付けています。その場合の入浴料金可能時間は、午後3時〜午後9時までです。
和歌山県の太地温泉の泉質は、ナトリウム−塩化物泉となっています。効能には、神経痛・筋肉痛・関節痛・婦人病・打ち身・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・慢性皮膚病などが挙げられています。源泉は2本あり、泉温は32.5度。湯量は毎分43リットルです。
和歌山県の太地温泉の周辺には、串本海中公園のなかにある海中展望塔で、40個ものガラス窓から、水深6メートルの海中を眺めることができる「海中展望塔」、燈明崎にある、天平勝宝4年(754年)に、吉備真備らが唐からの帰路の途中に海上で嵐に遭遇し、そして漂着した場所とされている「吉備真備票着地」、太地古式捕鯨での総指揮所として利用されていた「古式捕鯨山見台」、妙法山の中腹に位置する真言宗の名刹で、平安時代に空海が開山したといわれている「阿弥陀寺」、那智熊野大社と並んで位置する、西国三十三ヶ所第一番札所の「那智山青岸渡寺」、インドから熊野の海岸に漂着したという裸形上人が開山した寺で、本尊には、重要文化財に指定されている千手千眼観世音菩薩像がある「補陀洛山寺」などがあります。